すべての投資、ビジネス、あるいはビジネス・プロジェクトも企業家のアイディアを試す役を果たし、その結果は財務的なことばかりでなく経験による将来の見通しをも生みだします。
たとえ利潤が低下した時にも知識は増えます。
そして利潤が増えた時には、企業家はさらに投資と実験をして新しい経験を買うことになるから、学習過程はさらに速められる。
経済発展の成果は、それを喜んで受入れる外国へと追いやられるかもしれないが、世界に資本主義が生き残るかぎりは、経験は増大し続けてやまない。
石橋湛山が日本で減税計画に乗り出した時、彼は日本経済をその学習曲線が下るにまかせ、資本主義制度の最も起爆力の強い資本である企業家の知識を蓄積させました。