『戦国自衛隊1549』
我々の世代が子供の頃、往年の角川映画に足を運んでいた構図が再現されたわけで、新生角川映画の露払い作品としては上々・・・と言うか、期せずしてぴたりとはまる結果に落ち着いた。
まずは一安心というところだが、実製作に携わった身としては反省点は多々ある。
先頃、ドラマの枝葉がばっさり刈り込まれたハリウッド編集版(北米で公開予定。
三十分近く短くなっている!)を観て、反省の念はますます強くなった。
ドラマを削ってもストーリーが繋がるということは、ドラマとストーリーの連動が不十分ということだ。
言い換えれば、描こうとしたドラマが描けていないということなのだが、これは監督のせいでも脚本家のせいでもない。
撮影時にはまだ原作小説が存在せず、プロットと脚本のみで映画を構築しなければならなかった、製作体制そのものに問題の根はある。